経営者のみなさまへ

代表 飯島よりごあいさつ

中堅・中小企業の運転資本を増強する。

私たちはこの1点を実現するために、様々なアプローチの中から“在庫”に着目しました。

以前、電子回路開発メーカーの管理・企画担当であった私は、業界・事業の成長を見据えて、資金繰りのために在庫を活用しようと考えました。その時代は、金融機関に「在庫が担保になりませんか?」と聞いても、受け付けてももらえない時代でした。しかし、その時代に考えた在庫確保と資金繰りを両立させる仕組みづくりは、その後の売上拡大に大きく貢献したと考えています。

その後、パソコン周辺機器などのネット通販や、Eコマースのコンサルティングを行っていたところ、2005年(平成17年)に動産譲渡登記制度が改正・施行されました。

これからは在庫の見る目が変わる。
その流れにどのように対応するか。

動産譲渡登記制度によって、在庫を担保として資金調達することについて、大きな扉が開かれたことは、すでにみなさまもご承知のとおりです。それまでも余剰在庫等を買い取る、いわゆるバッタ屋的な事業者はあったものの、これからは「在庫が担保になる可能性がある」という視点で“在庫の流動化”の仕組みが必要と考えました。
以後、処分品や余剰品を流動化・資金化できる枠組みとしての自社ネット店舗を10年以上運営しつづけ、試行錯誤しながら現在に至ります。

私どもは、在庫の金融価値を意識しながら経営する時代において、在庫の金融価値が分かるからこそできるご提案を心がけています。

在庫の戦略的活用と、金融機関を含む社内外との
円滑なコミュニケーションという視点

資金調達のための在庫活用は、 「在庫まで担保にとられた」 と捉えるか、それとも「在庫を戦略的に活用している」と捉えるかは経営者の考え方次第です。風評などへの配慮は必要なものの、戦略の成果としての結果がすべてです。貴社の経営戦略に大きく寄与するものであり、その成果がイメージダウンや風評被害を大きく上回るような効果があるであれば、在庫流動化を積極的に経営戦略に取り込むべきです。

資金調達のための在庫活用は、”金融機関との円滑なコミュニケーションがあってこそ”であり、むしろ強固な経営基盤があるという証明でもあります。その意味では、旧態依然とした“在庫まで…”というネガティブな捉え方しかできない競合他社を一気に出し抜く、貴社にとっての大きなチャンスが到来していると、私どもは考えております。

「在庫が多すぎると感じているが・・・。」

私どもが過去に経営戦略プランニングを提供したお客様のご要望は、下記3つのうちのいずれかでした。

① あらたな事業としてEコマースに進出したものの成長戦略を描ききれない
② 買収したEコマース企業を立て直したい
③ 新たなビジネススタイルが要求されるなか、Eコマースに進出したい

しかし、いずれにも共通するきっかけは「在庫が多いと感じている」という1点でした。 もし、「在庫が多すぎると感じているが、何をすべきか?」と少しでもお考えであれば、すぐに私どもへお問い合わせください。

ハイブリッド企業としてのお約束

私どもは、在庫の流動化をインターネットで支援することと、経営戦略プランニングを両立させ、両輪として回していける “在庫経営戦略をテーマとしたハイブリッド企業”でありたいと考えております。

今も自ら運営するネット販売を活用するため、時には余剰在庫を買い取らせていただいたり、時には情報収集の目的などにより、商材をお預かりすることもあります。余剰在庫を単に「安く買って、高く売る」というご提案はいたしません。

また、経営戦略プランニングにおいては、在庫を起点とした運転資本の増強、キャッシュフローの改善について主眼を置き、手段としてEコマースやデジタルマーケティングを活用した戦略づくりをご提案いたします。したがって、いわゆるSEOやネット広告などの手段に過度に誘導するようなことはいたしません。

そのような皆さまへのご提案とお取引を通じて、私どももEコマースを活用してビジネスを行い、貴社と業態は違えども、仕入からマーケティングまで日々悩み、考え、その上で収集した情報を提供させていただくことが、お互いの糧となると考えております。そのような”パートナーシップ”を共に築くことができましたら、幸いでございます。

ロジストファーム株式会社
代表取締役 飯島 直紀